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Instructions:
黒沢
ニャン
来国外旅先
ルオナニ
僕の
"秘密基地"は
第一校舎の
三階にある
はぁっ...
っ...
っ...
息苦しい学校生活で
抑圧されていた
一日分の性欲が
僕のイチモツに迷る
ふぅっ...
っ...
その日も
僕は
ウッ...!!
学校の女子トイレで
自慰に耽っていた
蹂躙せよ、脳内で。
...
第一発
「めぐりあい、女子トイレ」
原作:伊瀬カツラ
漫画「YOKの
下せ、白濁き鉄槌。
それが、
ふぅ...
また今日も
イッてしまった
今日のオカズは
隣の席の西本エリカが
五時間目に見せた
あの可愛らしい
寝顔だ
きっと夢でも
見ていたのだろう
幼さの残る
無垢で愛らしい
寝顔だった
そいつに
ありったけの精液を
ぶっかけてやるのだ...!!
僕のこの日課は
二年生に進級した
春から
ずっと続いている
六時間目の
授業が終わると
同時に
そこで一時間弱
時間を潰し
僕は
別棟の図書室に
身を隠す
校舎から
人気がなくなる
頃を見計らって
行動を開始する
第一校舎には
特別教室が無いため
放課後
文科系の部活に
使われることは
無いし
運動部は
ウォータークーラーの
設置されていない
第一校舎には
まず
立ち寄らない
放課後の
第一校舎三階の
女子トイレは
僕のために
用意された
ステージなのだ
個室の壁に
発射した精子を
丁寧に拭き取り
トイレに流す
証拠隠滅は
完璧に
それが
僕の正義
さて..
...っ..
よし...!
安全だ...!
しまった
しつ...
あえっ...
あの...
言葉に
詰まっている
何を
言えばいいのか
判断できないの
だろう
小さくて
仔リスみたいな
娘だな...
...って
そんなこと
考えてる場合
じゃないか...
膝丈より長い
スカート
あちこちに
枝毛の生えた
ぼさぼさの
黒い髪
縁の厚い
眼鏡
一目で
理解できた
彼女もまた
僕と同じ
自己主張が苦手な
目立たない生徒"
なのだ
先生に
掃除用具の
入れ替えを
頼まれてて
あの...
そういうこと
落ち着け...
大したトラブル
じゃあない...
誤解
しないでね?
こんな時のためにあらかじめ
用意しておいた
言い訳かある...!
それをマニュアル通り
読み上げればいいだけだ...!
なんで...
決して
よく出来た
言い訳では
ないが
それでも
女子中学生一人を
納得させるには
十分なはずだ...!
...敵愾心はなさそうだったし..
まぁ...あの様子なら大丈夫だろう
出会い頭はさすがに
肝が冷えたが..
この程度のハブニングなら
予想していたし...
相手は見るからに内気そうな
地味目の女子だ
大事に至ることもないだろう...
そう自分に
言い聞かせて
僕は
帰路についた
それが
僕と彼女の
出会い
季節は冬で
もうすぐ中学二年の
三学期が
終わろうとしていた
...香休み
だからといって
あんまりハメを外し
すぎないように
終業式のあとの
担任の挨拶は
くれぐれも
他の先生方に
迷惑をかける
ようなことだけは
するなよ
拍子抜け
するぐらい
あっさりしたもの
だった
解散
一年間担任を受け持った
クラスに対する
愛着みたいなものが
この人には
無いのだろうか
...っすっ
この後!
ラオム
くわ
来い
ふん何が
「行く行くー!」だ
あたしも!
い林
来い来い
なんなら
カラス全部見
来い!
キャーキャ!
ギャーギャ!
死みたいに
五月颯いんだよ
どいつもこいつし...
せいぜい
群れてろ
有象無象どもめ
僕はこの後
女子トイレで
お楽しみの
「イクイクー!」
だ
里沢殿
クラスの
オタク集団の首魁:
長岡圭史...
カラオケに
行きませんか?
ズズイでも飼ってるのかと思うような
ポリュームのある天然パーマ...
...っていうかこれアフロの領域だろう。
いちかです
黒波殿!
この疑型から
クラスのDQN連中に
ブロリーと呼ばれている
ブロッコリーからの連想
だと思われる
典型的な地味派男子だ
春休み
お父さんに
音休み学ん記念に
ーっと
カラオケバーティー
ましょうぞ!
「と洒落込み
長岡は
事あるごとに
僕に誘いを
持ちかけてくる
気持ちは
嬉しいけど
遠慮しとくよ
クラスから
はじきものにされている
日陰者同士
仲良くしましょうという
アピールなのだろうが...
生憎こっちは
同類だなんて
思っちゃいない
学校の外に出てまで
ヲタ連中に
付き纏われるのは
勘弁だ
風邪ひいた
みたいでさ
朝から具合
悪いんだよ
むー...里宗次殿
とはなかなか
あぶ機会が
作れませんね...
でも風邪ない
仕方ありま
せんね
無論
風邪など
ひいていない
スキ
残念だけど
長岡
ああ...
まだいな
それでは
また2機会に
じゃあ
またな
またの機会は
ないよ
今日は終業式
ということで
午前中に最後の授業が
終了した
僕はいつもより
三時間早い午後二時に
行動を開始する
そろそろ
行くか...
掃除のおばさんか...
持っていた掃除用具から察するに
三階の女子トイレを!
掃除してきたのだろう...
少し早い時間に
日課を開始していたら、
危うくアウトになるところだった...
まだ微かに
洗剤の匂いが残ってるな...
さて..
二年生最後の
日課を始めると
するか...
本日の「お相手」は
昨年の体育祭の
スウェーデンリレー:
アンカーだった彼女は
パトンを受け取るのに失敗し
惜しくも一位を逃した
陸上部所属の美少女、
幹谷浩美
そのあと彼女は
人目を憚らずに泣いた
可愛らしい顔を
ぐじゃぐしゃにして...
あの顔は
何度思い出しても
最高だ...!
泣きじゃくりながら
僕のイチモツを
回に含む彼女
そんな姿を
想像しながら
僕はー
果てたー
今日も
いいマス
おいたせ
それにしても...
いつ...
こんな場所に
長居していては
風邪をひいてしまう
冬のトイレは
寒い...
長岡についた嘘が
真になりかねない
よしっ...!
女子の
声!?
まずいっ!
トイレに
入ってきて
いる...!
どうした..
落ち着け
僕...!
マジで!?
超ウケんだけどーっ
鍵を
かけてさえいれば
大丈夫なはずだ...!!
誰か
入ってるし
もしもーし
誰ですか!?
もしも
ホントだ
落ち着け..
ビビるな...!
やばい
声をかけられた
冷静になれ...!
何か
応えるよ
応えようにも
応えられるはずがない
ここは黙って
やり過ごすしかない
もう
いいよ
何か言えって
こちってんじゃん
っとこ
間一髪
助かったようだ!!
クン!
だがここで
慌てて
動いてはならない:
彼女達の動向を探りと
頃合をじっくり見計らって
脱出する必要がある:
.隣の個室に入ったな
あーもう
本当うさい
あのオバハン
この
でも
寒い季節に
トイレ掃除とか
ご苦労様だよね
カチ?
あー
こっくうん、うん
言葉遣いからしても
どうやらあまり
品のいい連中ではないらしいな...
ああ
成る程...
全て理解した
彼女達は放課後いつも
教師の目を盗んで二階のトイレで
煙草を吸っているのだ
けれど今日は三階のドイレに
掃除のおばさんがいたので
三階に移動するのを
余儀なくされたわけだ
煙草くらい
何も学校の中で
吸わなくても
いいのに...
いや...
それは僕も
同じか...
もさー
三年になったら
比原と違うクラスに
なるかもわー
あー
それはやだな
私
まあ居ても
そのうち絶対
登校拒否に
追い込むけど
何だこいつら
イジメとか
やってるのか
あいつか
クラスに居ないと
楽しみ減るよね
しかし...この様子だと
彼女らの雑談は
もうしばらく続きそうだ
最低な
連中だな...
脱出するなら
今のうちだな
不審に
思われないよう
出来るだけ
音を殺しながら
急いで出口に
向かう..
イクんなよー
背後から聞こえた
釘を刺す声に
僕は無言で
応えた...
ふう
やれやれ...
どうにか
事なきを得た
先日の
小柄な少女といい
それにしても
今日の
三人組といい...
こうも立て続けに
肝が冷える出来事があると
そろそろこの日課も
潮時なんじゃないかと
思えてくる
...なんて...
嘘だけどな:
まだまだ
やる気だけどな僕は:
この程度のハプニングで
あの快感
あの感動を諦められる
わけがない...!
それに
春休みが終われば
新しいクラスでの
生活が始まる...
今度はどんな女子に
どんな仕打ちをしてやろうか...
考えただけで
寒さと動揺で縮んでいたナニが
また熱くなると、
春休みはたった二週間...
それが終われば
また..
楽しい日々の
始まりだ...!
けれど
楽しい日々は
永遠ではない
この時まだ
僕はそのことに
気づいて
いなかった
新学期
それは新たなる
オナニーライフの
幕開け
慣れ親しんだ
クラスメイトたちに
別れを告げ
オハヨ!
新しい仲間たちと
始める
最後の一年間
そう
僕たち三年生に
とっては
最後の一年間だ
大勢の生徒達が
ひしめきあう
クラス発表の
掲示板
まるで
受験の合格
炎まだな...
けれど僕には
そんなことは
どうでも
よかった
その前から
沸き起こる
歓喜と落胆の声
きっと一年後に
また同じような
光景を見ることに
なるだろう
今年から
僕たちは
受験生なのだ
付き合いのある男子生徒と
同じクラスに
なれるかどうかなど
取るに足りない瑣事だ
あ田沢沢殿
今年もまた
同じクラス
「さいしょのおかず」
見ましたか?
クラス発表!
三組ですよ
二組!
しかし我々
よくよく縁が
ありますな!
ましてや
このオタク大総統
ブロリーこと長岡圭史と
同じクラスかどうかなんて
毛ほどの興味もない
ていうか
速攻ネタバレ
かよ
どうやら
そうみたいだな
全く
腐れ縁も
いいとこだ
そういえば
他の連中は?
むむ...
それがどうやら
皆散り散りに
なってしまった
援様で...
ああ
それは良かった
まこと
残念至極
しかし先ほども
述べたとおり
これで一年間
ヲタク連中に
付き纏われないで
済むわけだ
本当に
重要なのは
僕が何組かでは
ない
どんな女子と
同じクラスになるか
それだけが唯一
重要だ
三組...
僕の出席番号は
七番か...
、黒沢
ほう
これは..
さて...女子の
ラインナップ
は...
おはよー
なかなか
どうして..
和揃いのようだ
まず三年三組の
女子生徒
十七人の中で
最も目を引くのは
昨年から
ティーンズ誌の
読者モデルの仕事
を始めたらしく
内藤恭子の
名前だ
内藤といえば
他校の男子生徒からも
注目を浴びる
我が校を代表する
美少女
最近は
女優デビューの
噂も耳にする
ようになった
次に
滝川マギステル
内藤ほどの
派手さは
ないが
あはよ
彼女も
学年で五指に入る
美少女であることは
間違いない
彼女は男子生徒に
媚びていると
一部の女子に
陰口を叩かれたりも
しているそうだが
そのわりに
目立つような
男性遍歴はなく
今のところ
処女説が
有力だ
そして最後に
西本エリカ
大人の魅力
という点では
内藤と滝川には
一歩劣るものの
彼女とは
二年生の三学期に
隣の席だった
僕にとっては
彼女もまた
無視できない
存在である
正直、彼女で
何回コイたか
分からない
...とまぁ
めぼしいのは
これくらいか..
このクラスは
なかなかレベルが
高い
こいつは
...
それにしても
中学三年間の
オナニーライフを
締めくくるに
相応しいメンツだ
む?
あ...
楽しい
学生性活に
なりそっだぜ...
たない危ない...
何か
言いましたか?
黒沢殿
何も...
興奮のあまり
思わず口に出してしまった...
三年三組の教室は
第一校舎の
三階にあった
同じ渡り廊下を
少し行ったところに
僕の秘密基地もある
クラス発表の
掲示板では
確認しなかったが
いざ教室に
入ってみると
見知った顔も
たくさんいた
お調子者の
ムードメイカー
小林隆太...
早くも
他の男子と
打ち解けてるな
いや...
なんでも
ない...
!
どうしました
黒沢殿?
驚いたのは
この古田
は...
二年生の終業式の日に
女子トイレで
煙草を吸っていた
三人組のうち
二人が
同じクラス
だったこと
須川麻衣子に
原田あゆみ...
顔を見たのは
初めてだったが
あの時は
耳に全神経を集中
させていたので
声だけはしっかり
覚えていた
ふぅ...
あの日
隣の個室にいたのが
僕だったことには...
気付いてるわけ
ないか...
席は
出席番号順
お...
...
今日は
新学期の一日目::
つまり
三年生最初の
「日課」を実行する
その日だ...
タックック...
待ちわびたぞ
この日を...!
二週間の春休みは
僕にとっては
拷問に等しかった
だから今の僕は
溜まりに溜まっているのだ
このクラスの中から
適当に今日のオカズを見繕ったら
すぐさま女子トイレに
駆け込みたい気分なのだ
日課を奪われた僕は
お国から禁酒法を
言い渡された
アル中さながらの
やり切れなさを
味わった
僕の前の席には
まだ誰も着席していない..
たじかさっき
クラス表を見たときは、
出席番号大番は
「北原綾」となっていた
なるほど女子か...
どんな女か知らないが..
もし並以上の容姿の持ち主なら
今日のオカズは
北原...
お前に
してやろう...
さあ
北原綾
...って
ん...?
あれ?なんか
北原って名前
どこかで
聞いたことが
あるような...
僕の前に
その姿を
晒すがいい...
あ...
どうも...
見覚えのある
顔だと気付く
一瞬の出会い
あの日
あの時
一目で
気の弱い
女の子だと
分かった
僕の脇を
逃げるように
すり抜けていった
彼女
短い会話
仔リスのようだ、
再会した
彼女は
僕は思った
仔リスの
ままだった
え
必席番号
キロ
小林隆太
十四歳!
野球部
所属!
チャームポイント
はぁり海老蔵
ばりの坊主頭!!
将来の夢は
歌手にある
ことで
アワナビ?
ポップスター
忍をぎゅっとる...
カラオケの
オハコは
平井堅です
新学期が
始まってから
四日目の
一時間目
よくもこんな
くだらない事で
笑えるもんだ...
あー小林
もういいから
時間がしてる
から席着り
えーそんな
せっかく俺の
業声を...
本来なら道徳の
授業のはずの
この時間を利用し
クラス全員の
自己紹介が
行われていた
一人一分に
満たない
スピーチ
ほとんどの
生徒の
スピーチの
内容は部活
特技
趣味
そして
苗夕
僕は
破る姿から目に
なる!
じゃあ私は
弁護士!
僕は神山
満月なん!!
じゃあ僕は
級建築士!
...と
皆目を輝かせて
十人十色の
夢を述べていた
まったく..
おめでたい連中だ
誰も明るい未来を
想像して疑わない
いや...想像すらしていないのか...
いや...想像すら
していないのか...
だから気安く
夢だ何だと
口にできるのだ...
僕は知っている
ここは不思議の国じゃない
誰の夢も叶わない
すいません
ああ前の委員
この時間の始めに
出席番号一番と
末尾の三十四番が
ジャンケンをして
三十四番が負けた
わーうけたつけた
今しがた
出席番号八番
小林隆太の
目己紹介が終わり
なので自己紹介は
三十四番から遡って
順に行われる
運びとなったのである
教卓の前に
立つと
次は
いよいよ
僕の番となった
教室全体が
見渡せた
三十三人の
生徒が
退屈そうに
しながらも
一応僕に
注目している
こういう状況は
不得手だ
出席番号で
七番...
早く
終わらせよう
黒沢
ナロ歳
部活には
所属していません
趣味は...
おまると
音楽鑑賞
特技は
時にありません
オナニーです
言えるはずもない
...とは
言わなかった
ましてや
女子トイレオナニー
などと...
懺悔室に
入ったって
言えやしない
夢は...
僕の自己紹介に
真面目に
耳を傾けてる
のは...
...特に
ありません
せいぜい
長岡くらいか
以上が
僕の自己紹介
また、えらい
短いなあ
もういいのか?
はい
北原綾...
十秒だった
...まあいいか
じゃあ次!
新学期最初の
僕の「日課」の餌食:
彼女が席を立つ時
僕の胸に
空しさが
込み上げてきた
憐れにも自らの
あずかり知らぬ
ところで
僕のオナペットに
されてしまった
彼女への感傷
:などではない
これから無数の
冷たい視線に
突き刺される
彼女への
わずかばかりの
同情だ
出席番号
六番...
小さくて
可愛らしい
仔リスが
長身の格闘家に
変貌した
瞬間だった
クラス全体が
者だ!!
氷河期の
ように
凍りついた
ぐっくっく
くれてしょ...
どすこい!!
ひっひっ...
こい!!
バッ!
ハハ!!
笑っているのは
須川麻衣子に
原田あゆみ
最ッ高ー
怒っ取る
終業式の日
僕と隣り合う
女子トイレの個室で
煙草を吸っていた
あの不良共...
なるほど...
合点がいった
クラスに居るいと
良しか見るよね。
まあ居ても
そのうち絶対
登校化するに
追い込むけ
どうりで僕が
北原の名前に
聞き覚えが
あったわけだ...
こんなことを
させられて
本当は
泣き出したいくらい
恥ずかしいのだろう
とすこい!!
そこ、
けれど彼女は
そんな気配は
おくびにも出さず
一心不乱にそれを
やってのけている
北原は
須川たちには
逆らえないのだ
北原綾
十四歳
僕が
三年生になって
最初にオカズにした
女性は
悲惨なイジメに
遭っていた
新学期が
始まってから
ひと月が経った
五月のはじめ
最初はどことなく
よそよそしかった
生徒たちも
気の合う仲間を
見つけ
ラタはブタ
DqNはDQN
イゲメンはイケメンと
それぞれに
櫻み分けが成されつつ
あった
しかし中には
未だに
クラスに馴染めない
者もいた
徐々に
「クラスの雰囲気」が
固まってきたのだ
おーす
北原!
その最たる
何が
第三発
「人気者と
オレちゃんはお
おいしいっ
う...
いいなー北原
弁当が母さんに
作ってもらったの!?
うちの親
めんどくさいっつって
弁当なんか作って
んないよー
高校入ったら
回目からなのに
どーすんの
う...うん..
マジ
ひどくねて..
ホモグレス。
!の!
多くの生徒が
親しい仲間と
机を合わせて弁当を
食べている中で
北原綾だけが
誰とも机を合わさず
黙々と一人で
弁当を食べている
こうも暗いんじゃ
DQNにとっちゃ
格好の機的だよな...
でもさー
北原の弁当
ふりかけだけじゃ
あんまり
美味しそうじゃ
ないねー
フェ・ラテ
お茶漬け
はいっ
美味しく
いただけるよねー
うわぁ
これは
キツイ
須川と原田の
「北原いじり」は
手を交え品を変え
こうして毎日
続いている
やる方も
よく飽きないなぁ
と思うし
...つっても僕には
関係ないか
席替えが
行われてからは
一度も口を
利いていない
たった一度だけ
彼女は僕の
オカズになった
やられる方も
よく耐えられる
ものだなぁと思う
別に北原と
仲がいいわけじゃ
ないし
それに元々
知り合いでも
何でもない
それだけの
関係だ
そんなことより
今は
内藤恭子だ
クラス一の
美少女である
彼女が
今
僕の目の前で
親しい連中と
机をくっつけて
弁当を食べている
ペットボトルに
吸い付く
その唇
器用に
箸を動かす
その手つき
短い
スカート
組んだ脚
そこから覗く
白い太もも
...フッ
それらを
脳内お気に入り
フォルダに
しっかりと保存
することこそが
目下の最優先事項
今日のオカズは
決まったな
おい...
前は
何者だ
こってみろ...
は...
はい...
私は...
申しい堆豚
黒沢くんの...
可動物
す...
ほう...
ではお前の
仕事は何だ
言ってみろ...
い、はい...
黒沢くん
に...
悦んでもらう
ことです...
あっ!!
さっさと
自分の仕事
しないか...
は...
はひ...
あむっ...
はあっ...
く...黒沢くんの
おちんぽ...ん..
とっても...
おいひい
てふ...
...
そうだ...
それでいい...
お前は
僕のイヌだ...
可愛い女子
ばかりを
取り巻きにして
はむっ
イケメンとは
仲良く喋るが
普通以下の男子には
目もくれない
お姫様気取りの
内藤恭子
普段は
お高くとまっている
あの内藤ですら
あく...
ひう...
僕の頭の中では
一介の奴隷に成り下がり
僕のオチンロンを
一心不乱に口で慰める
まるで
それをする為
だけに
たった一週間で
随分上手く
はったね...
ふあ...
ふぁひ...
ありがとう
生きている
かのように
こらいまは...
あ...
そうです...
...で!
そして僕は
彼女の口内で
絶頂に達した
閉塞感
倦怠感
虚無感
それらを越えて
到達する
圧倒的な充実感
これだから
オナニーは
やめられ
ない
今日も長い
お手前でした
女子トイレの
個室の壁に
張り付いた
僕の精子たちを
見て
僕はペニリと
頭を下げた
さてと..
日課も
済んだことだし
ぽちぽち
家に帰ると
するか...
ばきばき
ばきっ
...あれはっ
だ...
しかも
あれって...
何だ...?
なんであんなとこに
座って...?
...いや、木から
落ちたのか...?
大丈夫!?
北原綾...!
う...
うん
すにヌ...
痛っ...
木に
登ってたの
が...?
あ...
ううん...
何でも
なくて...
あんまり
無理しない
ほうか...
なんで
そんな馬鹿な
こと
何でもない
わけない
だろう...
それじゃ
私はこれで..
体操服...?
なるほどな...
そういうこと
待てよ
須川さん
たずに
やられた
のか?
...
...何で
黙ってるんだよ
ごめんなさい
里沢くんには...
関係ないから...
僕係ないって
ちょっ...
心配してくれて
ありがとう
面と向かって
関係ないと
『われると
何なん
だよ
一体...
まあそりゃ
確かに...
関係
ないけどさ...
なんだか少し
腑に落ちないものを
感じる
事件は
中間試験を
間近に控えた
五月の暮れに
起こった
さて
...
あ、
木曜日の
三時間目は
三組と四組の
合同体育て
ちゅっ
「ドザ太あめぐるアクシデント
男子と女子は
校庭と体育館に
分かれて
授業を受ける
マークついて
マーク!!
ディフェンス
ディフェンス!
め勝さん
そうなると自然
更衣室も
二つに分かれる
ことになる
内部
お子...
男子は四組
女子は三組だ
あれは
中学生にござる
か?
じゅるり...
わっ
のぞくな!!
疲れた!
内隊
乳ゅれずき
だろ
須川とかも
けっこう
あるよな
いやありません。
わたくし幅跳び
自己記録更新
ですよ
あれっ..今日
須川体育
サボってなかった?
そうか
よかったな
んァ
何か
あったの
かい?
なんだ
何があった
のでしょう
...?
ん?
あ
おべガラス
割られて
たんだよ
うわー...
おいおいあい...
何してくれてん
だよコレェ...
むむ...
何やら
事件の予感が
しますな...
奇遇ですな
長岡氏僕もう
同じ事を...
むむむ...
目ェ怖ッ
おおやはり
皆さんも不穏な
気配を感じ取り
ましたね!
長岡は
三年生のクラスに
なってからも
光の速さで
オタクの集団を
統率していた
...
ひょっとすると
彼にはある種の
カリスマが
あるのかも
しれない
内部の人間の
仕業でFAですよ
いやいや外部
どう親も...
それはそれで
きっと素敵なこと
なのだろう
里沢殿は
どう思われ
ますっ..
ただ未だに
僕をその集団に
引き入れようとしている
節力あるので
その点はご遠慮願いたい
何か
盗られてたり
すんのかな
ここで!?
俺のブルガリの
パチモン時計とか
他ばいんじゃねーっ
あるあ...
ねーよじゃん
ただー
とりあえず
荷物確認
しょーぜ
黒沢殿も
チャクしておいた
ほうがよろしいの
では?
いや
いいよ..
生憎様は
盗られて困る
ようなものは
学校に持ち込んで
いない
あの..
制服が
無くなってるん
だけど..
笑の
...
制服
はあっ?
ピザ太の?
長岡一派に属する
ラタクの一人であり、
三組で最も
ふくよかなお方
関取大(しゅうた)
通称ピザ太
はい...
とっかにはヒザ太の
やないー!?
はあ!?
やだちょっと
男子!
何遊んでん
のよ!
さっさと
者がえてよ
ホントに
たいのカフ・
探しても
盗難だよ
盗難!
まだ
者がえて
なかったの!!?
はーっ
咲くんの?
何で?
あわれピザ太は
ジャージ姿で
授業を受け
それどこじゃ
ねーんだっっ!
の!
事件が
大きく動きを
見せたのは
昼休みだった
すぐ
あの...
牒くん...
結局
そのまま
制服の捜索は
打ち切られ...
誰か?
目的は?
三組の生徒達の
間では
様々な疑問と慎測が
飛び交った
っちん
ピザ太ァ・
僕は
おかわりしすぎ
でございますよ
げへ?
な...何?
小原さん...
あ...
あの...
これ...
その
私の鞄の中
に...
体有の
授業が
終わった後
え?
北原の鞄に?
どういうことだ
...?
なんて?
わからないの...
希色代表...
取りぬす時に
気付いて..
だから
その...
なんで
なのか
そ...それじゃ
私はこれで
失礼します
あ...
渡しに来た
本人が
一番驚いてる
じゃないか..
えっ
そな...ちょっと
待っ..
北尾ホアン
めん
なさ...
おっと
ーよ
ホーマホ
ですが太の制服
盗んだのって
あんただったね
えー嘘ォ!
犯人地原っ!!?
上原って
ひょっとして
変態!?
あーリー
えーなー
や...
ねーちょっ
みんな聞いた
私は...
幸通「男子の
制服盗んだ!!
する!?
それだの制服
盗んだ犯人
北原だって
私...は
はあっ!!
ロ!?
聞こえないん
だけど!?
ち...わ..
ねェー
正直に言えば!?
太の
制服盗り
ましたって!!!
おなさ~
聞いてくだ
さーい!!
え?
何?
で
真実って?
北原さんが
今から真実を
語りまーす
ったの?
やったの?
う...ファイルス
...やりました
やっぱ犯人
こいつだったん
だってさー!!
―まじて
犯人比係さえて
違うんじゃ
ね?
これせてるん
てしょて..
須川さんたち
体育冷車で
抜けたよね...っ
まさか...
ねえ...
おそらく...
この時点で
すでに
ほとんどの生徒が
この事件の仕掛け人が
常日頃から
北原をからかっている
須川と原田である
ことは
おそらく二人は
体育の授業中
ぼんやりと
事件の真相に
気付いている
はずだ...
煩いさえたち
どこ行
ですの
もはや
疑いの余地がない
教室に忘れ物を
したとか何とか言って
一時的に体育館を
出たのだろう
二人は三組の生徒
なのだから
適当な理由をつければ
三組の教室の鍵を
貸し出してもらうことは
容易だ
なくすなよー
流石に
四組の鍵までは
調達できないので
窓を割って侵入
あとは
ピザ太の制服を
盗んで
三組に戻り
北原の鞄に
それを入れれば
ミッション
コンプリート
ってわけだ
もちろん
女子生徒には
体育を抜ける姿を
見られている
わけだから
ていうか
何でこんな
酷いこと
するわけえ?
けれど
誰もそのことを
告げロなど
しない
あんたのせいで
ピザ太ッシャージで
授業受けたんだよ
それを承知
している
からこそ
二人は
かくも大胆な行動に
出られたのだ
一度疑いかかかれば
彼女らの犯行は
容易く露顕する
だろう
そんな気概は
誰も持ち合わせて
いないのだ
もしかして
北原ァ...
ごサメのこと
好きなんじゃないの?
えっ...!?
だって好きでも
なかったら
制服盗んだり
しないよねー!!
ザ大の制服
家に持って帰って
オナニーでも
すると気だっ
じゃん!?
なっ...
ピッ...
ちが...
そうなの...?
普段は須川たちの
北原いじめに
無関心を装っている
内藤恭子
しかし面白そうな
展開になると
間接的に
ちょっかいを出す
安全圏にいながら
ちゃっかり
この状況を
楽しんでいるのだ
北原さん...
内藤はどうやら
そういう性格
らしい
いや
内蔵だけでは
ない..
この際だから
告白しちゃい
だよ
みんな自分に
雪が及ばない
範囲でなら
祭りに参加
したいのだ
ちょっ...
想いを
伝えるチェスじゃん!!
はくっ
はくっ!!
な...?
なんだ
この光景は...?
普段は
君子危うきに
近寄らずという
態度を取っている
連中が...
北原ァ!
もうここまできたら
言っちゃう
わない
今日は
どうなってる!?
はいあ
言いなって
好き...で
ぼくん...
ン...
うん...
おめでと
北原
後する
らねー
人がさんに
落ちる瞬間を
見てしまったァァ!!
ヒサズ
大金田生Wiw
何コレwww!!
ああいい!!
まさかの
起展開ッ!!
オンオン
すぎせ
っ
あれぇ?
・上原っ
えぐ...
え?
どしたの北原
しゃがみこん
じゃってえ...
泣いてるの?
動のあまり
やね
なーんだ!!
それならそうって
こちってよー
あっ!
そういうこと!?
泣かしちゃった
かと思った
私
その時...
何か
得体の知れない
どす黒い意識が
僕の全身を
支配した
これは
不愉快だ...
...と思った
普段は
静観しつつ
祭と見るや一斉に
飛びつく
生徒たちが?
違う
弱者が涙を流し
強者が
笑い転げている
その構図か?
それも
違う
では事の異常さに
気付きながら
何もせず
ただしっとしている
自分が?
自分が
かつて一度だけ
日課の期食にした
少女が
虐められているのが
許せない?
わからない
わからないけれど...
須川と原田に
罰を
下してやろう
あの二人を
陥れてやろう
そう思った
まったく...
いいザマだね...
信じられる側に
まわった気分は
どうだい?
いやえ...っ
第五発
「白濁しろ)き制裁
オサニングサービス
ん?
何が言いたい
のか今!!!
わからないよ
仕方ない
なあ...
はい...
じっとしてて...
パはっ...
はあっ...よあっ
私に手ェ出したら
どうなるか
わかってんのかよ!!
この期に及んで
まだ虚勢を張るのか:
さあ...?
つくづく
気の強い女だ!!
どうなるのかな
くっ
やめっ...
けっ...
やめろって
言ってんだよ!!
泣き叫んでも
無駄だよ...
―...
こんな
ところに...
誰かが
来ると思うか?
タ方を過ぎると
誰もここに
立ち寄らない
ことは
例外は
過去に二回
僕が一番
よく知っている
北原と
須川たちのみ
まるで
まな板の上の鍵
だな...
それじゃあ
さっさと済ませて
しまあうか...
まだいが
君にばかり
構っているわけにも
いかないんだよ...
僕にはまだ
次の仕事が
残っているから
いや...
お願い...
やめて...
...
僕が計画を
実行に移した
のは
教室にはまるで
先週の事件など
なかったかのような
弛緩した空気が
酒ち満ちている
はずだ
ピザ太の
制服盗難事件から
ちょうど一週間後の
木曜日だった
あえて
そのタイミングを
選んだ
そして
どうやら
僕の
計画通りに
首尾よく
事は進んでいる
ようだ
おおっ
黒沢殿
待ちわびて
おりました?
四時間目には
間に合い
またたなーっ
それでも
今回は彼に
感謝しなくては
ならない
身体の
ポチはもう
よろしい
のでーフ・
いつもの
長岡節だ
鬱陶しいこと
この上ない
長岡には
僕の手駒に
なってもらった
ないよ
Iた橘
それより
...
一・三・三時間目の
名授業の先生には
それんと...
それは
もちろんで
ぎぃます
よく?
僕の欠席
伝えといて
くれたか?
なんだか教室がざわついてるみたいだけど...
なんだか教室が
さわついてる
みたいだけど...
そうか
ならし~
...ところで
そっかならいい...ところで
何かあった?
ええ...
それが
ちょっと
よた
盗難事件が
あったらしいの
てすよ
...
ほんとかァ・
今度は誰か
やられたんだっ!
ひょっとして...
良いさんと
原田さんや?
はい
皮肉な
もんですよ...
今回は
被害者なん
ですから...
片手
腰くんの制服を
盗んだ
あの二人か...
それであんなに
苛立って男子に
話の寄ってるのか
......
そういう
ここです...
え
思い通り'
グックック...
無様なもんだ...
正に
因果応報という
やつだな...!
うちらの制服
盗んだの
お前らじゃねー
だろうな!!
前らった
ママオタが
あほし
じ外な!!
心外なのは
僕のほうだ
黒沢ァ!
おめーだって
怪しいんだよ!!
こんな
オタク連中と
一緒にするな
わたくしどもは
三時間目は女子と
体育の授業によって
おりましたぞ
次回が働きたんです
滅相もない!!
時間目まで
「席しといて
今頃、ノコノコ
忘校してきてんだよ!!
ふむ..
至極
もっともな
理屈だ
黒沢殿は
今朝は体調を
前とて病院に
行っておられたの
ですよ?
彼が犯人なんて
あり得ませんよ
本当に高院
行ってたかどうか
たんてわかんねー
だろーかよ!!
朝の会で
弱者先生も
はっきりとそう
言ってあられ
ましたし
...
まあ
普通はそう
考えるよな..
あっそれは
あり得ません
私たちの子子は
三時間目はずっと
校庭で体育を
やってましたか
そうだよ!
三時間目の余平に
登校してきて
やったのかも
しんねーじゃん!!
だが嬉しかじ
誰二人として
黒沢殿が
登校する姿を
見てありませんので
彼は今しかた
登校してきた
ところですよ
長岡の
もう通りだ
長岡を
手駒に選んだ
最高の利点が
発揮された
僕は本当に
今来たばかりで
アリバイエ作の
要員に
こいつを選んで
本当に良かった
正直
何かあったのかも
よく理解できて
ないんだ
勿論
僕のアリバイは
完璧ではない
長岡と担任の
証言だけでは
証拠オ十分
なのだが
須川と原田が
そこまで頭が
回るとは
考えにくい
頭の弱い
この二人は
多少根拠に
欠けていても
あやっく
濡れ木を
者せられる
ところでしたね...
ある程度証言が
揃っていれば
それを認めて
しまうだろう
ここまで完全に
予想通りの
展開だ
まさか
誰も思うまい...
須川と原田どころが
僕を擁護した
長岡ですら...
僕が
学校の門が開く
午前七時から
ずっと学校内に
潜伏していたとは
あの...
何...?
ゼラトイレの
中に...
須川さんと
原田さん
...いろって..
こんなものが
落ちてたん
だけど..
あっ...それ
うちひの
制服...っ
あ...
どうしたん
でしょう...
あんなに
そぞくさいよ...
嘘...!
確かに渡した
もちね...
僕にはわかる
彼女は恐らく
手を洗いに
行ったのだろう
まあ
よかったじゃん
見つかって
あ?
なんか今回は
あっさり見つかって
ちょっとつまんね!
ヒーン..
聞こえるぞ
お前...
んだよコレ...
こっれだよ...
...っ
どうしたんだよ
お前らっ
もっちの
相移が
かけられて
よ
~~~
来いよ!
普段は
私がこのクラスの
ボスだと言わんばかりに
教室で幅を利かせて
いるくせに...
北原綾に
あれだけのことを
しておきながら...
なんて...
なんて
脆いんだ...
お前らは
人に弱いな
僕の計画は
笑ってしまうほど
つつがなく進行し
笑ってしまうほど
あっけなく終了した
今朝
担任には電話
長岡にはメールで
「病院に行くため
遅れて登校する」
旨を伝えると...
僕は
誰よりも早く
学校に登校した
そしてそのまま
三組の教室が
無人になる
三時間目を待ち
前日にあらかじめ
開けておいた
小窓から侵入
そいつをオカズに
いつもより早い
日課に取り掛かる
須川と原田
二人分の制服を
奪取した後
女子トイレに持ち込み
あとは
それらを放置し
何食わぬ顔で
登校してきたような
フリをするだけで
任務完了
先週
須川たちが
北原綾に
与えた屈辱...
それを
同じ方法で
返してやることに
僕は難なく
成功した
>コー
はーい
授業始める
あれ?
お前ら
席っけー...
って
何でこんなに
静かなの?
...
なんだ!?
どうした...!?
えっ?
あっ...あい
どこ行くんだよ
おい!
ちょっと
行っちゃったよ...
待てよ前い
今から授業
始めろってのに!!
あー...
あー...
先生が来る前に
何かあったのか...?
...
って
えー
それじゃあ
気を取り
直して...
きりーっ...
きりーっ...
...その時
なぜか
北原綾と
目が合った
まさか
僕の犯行に
気付いている
わけでは
ないだろうし
それはきっと
単なる偶然
だったのだろう
見たか
北原綾:・
あの二人の
無様な姿を..
..
どうだい・
ハッキリ
しただろう?
結局
あの事件のことは
大きな騒ぎには
ならなかった
第六発
「黒沢のブルー
...
須川と原田は
木曜の午後の
授業には
姿を見せなかったが
二人がサポるのは
よくあることなので
担任の野宮先生は
特に注意を
払わなかった
なんだまた
あの二人は
早退か!?
最悪
事件が明るみに出て
クラス会で
取り沙汰される
のではないかと
危惧していたが
どうやらそれは
杞憂に終わった
らしい
まぁ
仮にそうなったと
しても
誰も
事件の真相には
届かない
だろうけれど...
翌日
金曜日
は
いつも通りに
北原にちょっかいを
出していた
クロキ
髪ホサホサ
だねー
このところ
過激になる
一方だった
二人の北原いじめは
少しだけ控えめに
なっていた
須川と原田は
いつも通りに
登校してきて
しかし全く
懲りていないのかと
いえば
そうでもないように
見えた
須川たちが
犯行の動機を推理する時
真っ先に思いつくのが
だが、あの事件の犯人は
男子以外にはあり得ない
僕の
狙い通りだ
北原には
体育の授業を受けていた
というアリバイがあるし
何よりあの犯行は
男子以外には不可能だ
性的な意味で
北原綾による報復
だろう
となると
自ずと犯人像は
"北原綾に同情的で
須川たちを
よく思っていない男子”
に絞られてくる
軽いちょっかいならともかく
派手に北原をいじめると
また自分たちに制裁が下される...
須川たちがそういう考えに至るのは
自明の理だ
僕の計画は
見事なまでに牽制としての
役目を果たしていた
そして
休み明けの
月曜日...
いよいよ
修学旅行が来週の
水曜日にせまって、
きてるわけですが...
うちのクラスだけ
まだ班が決まって
ません!
おまけに
ホテルの
部屋割りも
今日こそ
しっかりビシっと
決めたいと
思います
中の良い人同士で
五人グループ
作ってくださーい
五トーー!?
せめて六・七人に
してくれよー!
五人という
中途半端な
人数設定のせいで
だからなんで
玉人一組
なんだよー!!
先生
何とか言って
よ〜
まぁお前ら
そう言わずに...
今日まで
全員が納得いく
グループ分けが
できなかったのだ
すーかない
でしょー!
全クラスそう
なんだからー!!
あ
当日他の班と
一緒に行動すりゃ
いいんだから...
なっ..
まったく、このクラスは...
生徒だけじゃなく
担任までルーズだな...
不幸なのは
普段五人以上の
メンバーで
群れている連中だ
そういう連中は
仲間たちの班に
漏れないように
みな躍起になっている
やれやれ...
というもこいつも...
誰かとつるんでないと
安心できない
主体性のないヤツ
ばかり...
くだらないヤツ
はかりだ...
たかだか三日の修学旅行...
誰と二緒に居たって
同じだろう!!
いや彼女の場合
僕のように斑決めに参加するのを
拒否しているというより...
普段はいつもと同じで
余り者の寄せ集め班で
いいや...
北原綾..
班決めには
参加しないのか...?
取り残されている:
といった感じだな...
まぁまあ
皆さん!!
ここは日本政府
慣れあいで
まあまあ!!
だからもう
ニキンケンで
いいでは
あッませんか!!
いやいや!
ここは断固
話し合いで
決めるべきです!
長岡率いる
オタク集団...
ああぁいつら
いつも七人で
つるんでるもんな
オタクたちの
言い争い!
なんて醜い
光景だ
弾かれたが最後
僕や北原がいる
余り者の
陰気な班に
参加決定だ
御愁傷様
としか
言いようがない
うーん...
仕方
ありませんね
タクシが
けると
!?
え!?
みなさんと二緒に
回わないのは
少しばかり寂しい
てすも
してすよ
ワタクシ
このままじゃ
埒が明き
ませんしね
里沢殿とは
仲が良い
てすから!
よくねーよ
アタシ...
原殿!
とっやり
我々同じ班の
ようです~!
よろしく
おながい
しますこ
う..
な...
うん...
あっ...
なんて
こった...
いず...じゃあ
僕もっ...
はっ!まずい
このままの
流れだと
まさかアレも!?
それだけは...!
それだけは
防がなくては...
ちなみに
黒沢殿
イク
ホテルの部屋も
箱ということに
ホテルの部屋も一緒ということになりましたので!
なりましたので!
滝川が明ってきます
里沢・長岡く土属・料島
林・須藤・荒井・療名
原田
共に朝まで
語らいましょう!!
楽しみですな
やれやれ...
修学旅行に行ってまで
長岡に付き終われるのか...
考えただけでも
胃がキリキリする...
一時間目以降
ペースが
狂いっぱなしだ...
こんな日は
普通の女で抜くに限る:
ここのところ
僕のズリネタといえば
久々に
西本エリカでイッとくが
おっ
もっぱら
内藤恭子だったが...
飛距離
記録更新
じゃないか
今夜は何か
いいことありそう
だな...
さて..
足音...?
こういう事例は、
過去にもあった...
マズイな...
トイレ内に
入ってきた...
須川たちが
隣の個室に入ってきた時だ...
だが今回は
あの耳が割れそうな
甲高い笑い声は聞こえてこない
どうやら別人のようだ...
けれど
何故だろう
同様の危機を
回避した
経験がある
からか...
自分でも
意外なくらい
心が
落ち着いている
慌てず
冷静に
対処すれば
何事もなく
終わる
コン...
1、
...
大丈夫
鍵はかかってる...
こちらが反応を
見せさえしなければ...
僕の日課が
レることは
ここそこにいるの?
黒沢
な...何だ
こいつは...
どうして
中にいるのが
僕だと知っている!?
トイレに入る際は
常に細心の注意を
払っている...!
バレるなんて
あり得ない...
黒沢くん...?
い...いや
そんなことより
この声は...?
僕はこの声の主を
いる...
答えない
ってことは...
やっぱり
黒沢くん
なのね...っ
彼女の言う通りだ!!
女子生徒なら
彼女の問いかけに
言葉で答えることが
できるだろう...
無言で答える
ということ自体が
中にいるのが
僕であるという証明に
他ならない...!
だっ..駄目だ...
こいつは駄目だ...
もう
逃げ切れない...!
心のどこかで
覚悟を決めると
少しだけ
落ち着きを
取り戻せた...
やはり僕は知っている...
この声の主を...
その正体を...
そして..
今ならばっきりと認識できる...
あなたに
お願いがあるの...
それは...
僕が
彼女..
北原綾の
口から聞いた
初めての
強い意志の
宿った
言葉だった
あなたに
お願いがあるの...
「黒沢
第七発
「キャッチャー・イン・ザ・女子トイレ!!
...そのインド・フ
黒沢くん
どうする...
どうすれば
い...!?
話...続けて
いいかな...?
このまま
沈黙を続けても
それは肯定と
同義...!
いかにも...
明らかに
中にいるのが
僕だと
確信している
台詞...
かといって
開き直り...
僕は里沢だ
僕の
学生生活は
一巻の終わり
だ..!
などと
自白でも
してみろ...
できる
わけがない
ならば声色を変えて
別人になりきるか...?
ちくしょう...
四六時中変声機を
携帯している
名探偵パーローが
心底羨ましく
感じたのは
生まれで初めてだ...
というかそもそも
北原の意図は
何だ?
僕の日課を
告発する
もしかっ
僕の日課を告発するつもりか?
無理だ...
僕には変声術の心得は、
ない
お願い
っていうのは
彼女の言う
お願いとは
何だ?
せでも
ないの...
隊さん
藤井子って...
限り麻衣子たちと
同じ目に遭わせて
はいの...!!
動揺が
混乱を生み
須川さんたちの
制服が盗まれた
事件の犯人...
あなた
なんでしょう?
里沢くん...
その上に
更なる動揺と
混乱が重なって
くる...
一見普通に
見えて...
あの日のあなたの
行動はかなり
怪しかった...
次から
次へと...
誰か..
本当は
あの日...
正病院になんか
行って
なかったん
でしょ...?
そう
考えると...
犯人はあなたしか
いないから...
だから...
この女を...!
こに来たの
説明..に...
なってないで...
最も重要な説明が
抜け落ちてるんだよ...
まず
第一に...
なぜ僕が
ここにいると
わかった...?
そして
第二に...
そうやっ
皆た?
まさか...
境測だけで
ものを、言って
いるのか?
確かに彼女の言うように
盗難事件の犯人に
あの日遅刻してきた
僕を結びつけるのは
容易だ
だがそれは
あくまで推測の域を
出ない
事件のことに
関してのみ
適当に理由をつけて
容疑を否定して
やる...
確たる証拠とは
なりえないか
担任の野宮先生と長岡が
僕の病欠を
証言しているのだから
もし北原が
「あの日遅刻してきた
黒沢が怪しい」という
安易な憶測だけで
ものを言っているのなら、
せっかにー
私の推理には
早沢くんの容疑も
裏付ける決定的な
証拠はない...
けど...
けど
何だ..
あなたを疑う
材料は...
その時までに
あったから..
と言うと?
知っていたから...
あなたが
こうして「毎日
ガチトイレに
こもっていることを...
よっ...!
私は
知っていたから
なんだと...!?
...
里沢くん...
私たちが初めて
会った日のこと...
ええてる?
新学期が始まる
よりもずっと前...
二月だ、たか
三日だったか...
とにかく
二年生の三学期に
私たち一度会った
ことがあるでしょう?
忘れるはずも
ない...
あなたは
あの時...
掃除用具を
詰め替えるために
ガラトイレに入ったんだ
って言ったけど...
あれが嘘だと
見抜いていたと
いうのかっ
そうやってて..
だってあの時
私がトイレを
訪れたのは...
掃除印具の
詰め替えのため
だったから
盲点だった...
冗談だろ...?
もちろん
あれが隣だらけの
言い訳だったことは
自覚しているが...
ううん
冗談じゃない
あの日私は
休暇を取っていた
掃除のおばさんの
代わりに
先生に
古い掃除用具を
ゴミ処理場に持っていて
仕事を頼まれたのよ
まさか
あの日から...
そして、デザインの
あの日の時点から
すでに彼女が
僕の日課に
気付いていた
なんて...
あの時は不審だとは
思ったけど...特に
気には留めなかった...
だけど黒沢くん
私が木にひっかかった
体操服を取ろうと
して落っこちた
日も...
第一校舎から
出てきたでしょう?
その後も何度か
あなたが夕方に
第一校舎から出て
くるのを見て...
きっと何か
あるんだなって
思った...
なるほど...
彼女に
してみれば
証拠はなくとも
伏線は数限りなく
あったわけだ..
トイレの中で
黒沢くんが何を
してるのかなんて...
んっっあも
なかったけど...
あまりいいことじゃ
なさそうだとは...
気づいてた...
よっ...
性的なニュアンスを
はぐらかした言い方で
僕の目課について
言及するあたり...
...って、そんなこと
考えている場合じゃ
ないか...
年頃の女の子らしい
恥じらいが感じられて
好印象
なるほど...
それで僕の
特殊な性癖に
気付いたのがきっかけ
先週の事件の犯人が
僕ではないかと疑い...
放課後せずトイレに
やってきてみれば...
家の定僕がそこに
いたってわけか...
大体
そんな感じ...
これでひとまず
彼女が僕の日課を
暴くまでに至った
大筋は理解できた...
だが二つだけ
解せないことがあるな
え?
若かさっき、でもった
頼みごと...
尋常にゃ
ないよな
一体全体
何でそんなことを?
内藤恭子を
須川たちと同じ目に遭わせる...
それが何を意味するのか
僕にはそれがわからない
僕の弱味を握って
脅迫でもして
あのね
里沢くん
私はー
サラトイレの
捕まえ彼に
なりたいのよ
捕まえ彼
だって...?
そう...
言い方は
悪だくなるけれど...
日本体的には
あなたが...言う
普通に近い
になるわ...
私はあなたの
この日課を
知っている...
そしてあなたが
あの空業事件の
犯人だっていう
これも...
私はそのことを
絶対に誰にも
言わない
その代わり私の
お願いを聞いて
そういう
取り引き
その取り引引の
内容が
うんおとなしく
取り引きに
応じてくれれば
内藤太が子を
狙いたてっと
同じ目に連れてる
ってこてたのか?
私はあなたの
科学を
口が裂けても
誰にも言わない
この取り引きは
一方的な
取り引きよ
似ょっとしたら
今回限りで終わるかも
しかないし
あるいは
二度三度、続くかも
しれない
いずれにせよ
あなたに選択肢は
ないと思うの...
彼女の言うとおりだ
僕に拒否権はない
この日課の
秘密を
守りたければ
でもどうして
相手が内藤
なんだ?
彼女に
従う他ないのだ
須川や原田ならともかく...
須川や原田
ならともかく...
理由があるようには
目の前にする
思えないんだか
君に内臓を
...
許せないの...
内藤さんは...
直接的には何も
仕掛けてこない
けれど...
じゅ中では
寒いたくが私を
上司のるのを目でて
楽しんでいる...
私が戻わりない場面では
内藤さんは煽りたちと
仲良く喋ってるし...
たまに私の方を
見なから
悪戯っぽい笑顔を
浮かべて...
祭りたちに
何か耳打ちしてる
時があるの...
そう言われれば
そうかもしれない...
北原がピザ太の制服を
盗んだ濡れ衣を
着せられたあの事件:
あの時
北原を陥れる
雰囲気を
焚きつけていたのは
内藤だ
彼女は安全圏から
須川たちに加担し
祭りを盛り上げて
いた
あの人の
そういう性格か...
私は許せないの...
私から
してみれば...
......
内藤さんも
狙いたちと
同様よ...
だから
お願い...
私に代わって
おそらくそこには
僕なんかには
想像がつかないような
遺恨があるのだろう...
被害者にしか分からない
暗くて深い苦痛が...
黒沢くん...
内藤さんに
復讐してミ!!
...同じだ...
今の北原も
あの時の北原も
弱い自分が
どう足掻いても
勝てない
敵を前に...
悲しくて
悔しくて
涙を
浮かべている
い日の
この時間に...
その時までに
返事を...
もう一度
ミニに来るわ...
伝えたいことは
それだけ...
それじゃあ
覚悟を
決めておいて...
お楽しみの
時間を邪魔して
ごめんなさい...
...
フウウ...
こうして
北原は...
嵐のように
僕の前に
現れて
嵐のように
去っていった
たった一つの
「お願い」だけを
いやいやつまで
その場に
残して...
このように、ONAWEMEMASTE
影...
OnANEMSTERIREREOROSANA
第八発
「雨の日の出来事」
僕は六月の
第二週の火曜日を
憂鬱な気分で
むかえることに
なった
そうなった
原因は
言うまでもなく
昨日の放課後
女子トイレで
北原に持ちかけられた
「取り引き」であり...
夕方には
その返答を
しなければならない
というフレッシャーだ
どうして
こんなことになって
しまったのだろう!!
それは結果的に
北原を助ける
ことになったはず...
僕は
抵抗する術を
もたない
北原に代わり
須川と原田に
天誅を下した
感謝はされても
脅迫される
筋合いはない
すれにせよ
あなたに選択肢は
なにと思うの...
彼女は僕に
そう言った
確かに
その通りでは
あるのだけれど...
ここに花の模様。
入れたい
可愛くない!?
したい
ここにもさ!
内藤恭子...
あっいい
カワイ
じゃーん
こうして遠目で見ていても
やはり北原が言うような
悪い女には
どうしても見えない?
確かに内藤は
性格は良くないかもしれないし、
人気者であるがゆえの
傲慢さもあるかもしれない...
須川たちの肩をもって
北原いじめを煽っていた節も
あるにはある...
だが
それは僕が天誅を
下さねばならないほどの
罪なのだろうか...?
内藤を須川たちと
同じ目に遭わせるのは
昼休みにもかかわらず
一人でせっせとノードを...
どうしても
気が引けてしまう...
北原..
大方、授業中爆睡していた
須川たちの分を
代わりに取らされているんだろう...
北原とは
教室では言葉を
交わすどころか
目を合わせる
ことずらなかった、会話をするような
元々気安く
仲ではないからだ
女子トイレの捕まえ役と
捕まえられ役...
僕たちの関係性といえば、
その程度のものでしか
ない
だからこそ
昨夕の彼女の
普段とは
見違えるような
強固な意志が
込められた台詞の
びとつひとつが
耳に貼り付いて
離れないのだ...
選択肢は
ない...
おっ...
放課後
僕は
いつものように
図書室に
向かった
図書室で読書に
耽りながら
校舎から
人気が消えるのを
待つ時間...
この時間は
僕にとっては
何物にも替え難い
至福の一時だ
...いつもならば...
日課の時間が
近づくにつれて
どんどん気分が
沈んでくる...
胃もなんだか重い...
くそっ...!
なんでこんな思いを
しなきゃならないんだ...
北原め...!
北原綾は
仔リスではない
もっとおぞましい
何かだ
なっ...
そんで
こんなに人か...!?
この雨の
せいか...!
雨宿りがてら
区書室で時間を
潰そうという輩が
こんなに...
それマジでは
うけんです
マジマジ
そんでさー
おい!誰か
中学生日記の
二巻持ってねー!?
やったんだ
お前何ェロい本
全々と読んでんのに。
何故
「図書室で騒いでは
いけない」という
小学生レベルのマナー
すら守れない...
お前らな、雨ごときで
普段来てない図書室に
来てんじゃねーよ
なんかカップルとかもいるし
放課後デートは図書室か
もうね
アホかと
馬鹿かと
ボケが
おめでてーな
よーし俺
セカチュー朗読
しそうでーっ
お前らな。傘貸してやるから
相合傘でもしてさっさと帰れと
けてくたさん
わけてください
いやんっもう助けちゃう
さらに鬱陶しいのは
この図書室には
空調設備がない
ということだ
だけえっ
とか言ってんの
もう見てらんない
「さもなくば殺すぞと
なんだか..
人口過密と湿気で
室内は
耐え難い暑さで
包まれている...
最悪の
一日だな...
読んでんの?
ええ...
さん...?
いいかなァ...
両降ってたから
図書室に来て
みたはいいけど...
知ってる人
いなくてさ
滝川マギステル
そう...
我が三年三組を
代表する
三大美少女の
うちの一人...
ティーンズ誌の
モデルをやっている
内藤恭子が
スレた美少女だと
すれば
陸上部の
西本エリカは
清純な
正統派アイドル
路線の美少女
彼女らは
タイプは違えど
中学生という枠内で輝く
美少女であることに
変わりないが
滝川は明らかに
内藤や西本とは
一線を画している
陳腐な表現で
言うと
大人びている
物言わず熱心に
本を読む姿も
どこか
他の生徒たちとは
違い
絵画にでも
なりそうな
雰囲気が...
うか
した?
あ...
いや...
まずい...
「じろじろ見すぎたかっ
クラスメイトとはいえ
彼女と口を利くのは
これが初めてだ
頭の中でのことはともかく
こうして彼女と
向かい合って話をする
機会など
訪れるはずのないことだと
思っていた
どんな本
読んでいるのかと
やだって...
その本なら
僕も読んだよ
ああ
そうだね
続きは
言わないで
ホント?
国白いよね
ネ!
ヒロインか
生き別れの妹と
か特に...
待って
また
途中なの
あ...ああ
ごめん
気がつかなくて
いいとこ
なんだからさ
...
頼むよホント
どうして滝川は
僕に声をかけて
きたのだろう
同じクラスになって
このかた
会話らしい会話を
一度もしたことが
なかった僕に...
僕のほうは
彼女を何度か
オカズにしたりもしたが
彼女からすれば
僕との接点など
皆親のはず...
知ってる人が
いなかったから
...と彼女は言った
...本当に
単なる気まぐれ
なのだろうか?
いや...やっぱり
偶然以外の理由なんて
あるわけないよな...
里沢くん
ってさ
え?
よく
本とか
読むの?
まあ...
それなりに
だから
そうなんじゃ
ないかなって
私も
まあ...
えー
やっぱそう
なんだ
里沢くんって
休み時間とか
たまに一人で本読んで
たりするでしょ?
...まあ
やることないじゃ
滝川さんは?
よく本読むの?
それなり
そう...
...何か
喋ったほうがいいか...っ
いや...
読書の邪魔を
することもないか
帰ろー
雨上んだ
みたいだから
和そろそろ
帰るね
ああ...
気をつけて
それじゃ
五時か...
そろそろ
女子トイレに
行かなきゃな...
...あれ?
精神的プレッシャーが
僕のキャバシティを越えて
感覚が麻痺しているのか...っ
いつの間にか
少し気が楽に
なっている...?
いや
雨が止んだから?
それとも...
滝川マギステルと
喋ったからか...
理由は
わからない?
わからない
けれど..
やるしかない事は
やるしかない..
そう
腹を括れるように
なっていた
...決じ
してくれた...?
僕に
選択肢は
ない...
ずれにせよ...
そうだろ?
...
決断してくれて
ありがとう...
説明します