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エスリ
nioRNINGKC
鎌谷悠希
...
...
...
JouTucripy:
pruppNYDOF
各の果て
Machookikicemazonは、
...
...
...
TTHP
「OUJRNEX
Twirs
結局、話し話しているのですが、
第二第一第12第16第1第18第11第第2第第号第号東京東京都市東京南東京・第東京大東東南東東京「第東南大第22第3第13第26第7第231第32第28第21第25第29第19第20第15第14第17第101第51第6第242第53第3123第5第5条「第2東京『第36第3】第2条第1年1第4第5号・第1東京の第27第33第73第一策・第3東京第38第35第3条第2節東京】第30第2項の第1
2
ひっ
描き下ろし
第1話
音よりも先に
光よりも前に
身体を
置いてくくらい
速く走るから
待ってて
今から死ぬから!
第1話
10分前
運命の出逢い
今日あるなこれ
それじゃこのあと
品川神社に寄って
川崎に向かうと
しょうが
日々野くん
聞〜てね〜
聞いてるよ
でもすまほで
お土産屋を探すのに
忙しくてねえ
いやあんた
文明の利器に
慣れすぎだろ
音楽も奏でて
くれるし
便利だねえ
すまほ
さながら
神の万能器
だよ
神の安売り
すんな
旅日和に
出逢いありって
相場は決まってん
のよ
雀さんも
...そうだと
言ってるぜ
鳥語が
わかるの
かい?
生憎僕の霊感が
夕刻から
しとしと雨降りだって
告げているよ
...このやろ
良い気分に
水差しやがって
なんだ?
見えるのか
「死出の道行き」
っての
うん
生の気が枯れて
死に引っ張られて
いるみたいだ
あれの
どこが...?
よし
死んだら
酒をふるまって
弔うとしよう
まあ一種の
道楽さ
僕にとってのね
え
他人が死ぬたびに
そんなことしてたらか
キリないぜ?
悪趣味な
こって
死ぬの今?
...
わあ
なんで...?
はー...
やめてよ...
なんで...こんな
もう
わばいやばい
ダメダメタメ
やばい
騒ぎはいやだ
ダメダメガメ
面倒くせえ!
操縦者に
怪我はない
ようだよ
よし
なにより!!
オラ立て
逃げるぞ
えっ
目立ちたく
ないんだよ俺
頼むよ
え~~っ
俺の旅は
始まったばっかなの
完したくないの!
なんなの
もう!
死にたかった
のに〜〜〜っ!
日々野くん
彼女すごく
引いてるよ
イヤ
ゾンビ!!
キ
キモ..
ふっふ
みぃ〜た〜
なぁ~~
おいおい
どこがゾンビだよ
この傷の治り方
どう見ても聖属性だろ
見ろホラ
音がゾンビ
だもん
それにもしや
運命の人かも!?
なんて考えて
助けて損したぜ!
目の前で
死なれるのも
夢見悪いしよ
つーかそもそも
女にも子供にも
興味ねーってのに
クソ!俺ケソ!
未成年だぞ
いかなる時も
子供は酒を
飲んでは
いけないのかい?
怖かったろう
お酒を飲んで
気を静めるといいよ
困った
僕が産み出せるのは
酒だけなんだよねえ
じゃあ
『からあげサン
食べるかい?
...ああ
彼は人より
命が丈夫だそう
だからね
まあ
死ぬことはないから
安心してほしいな
死なない...?
おじさんが
死なないなら
それでいいけど...
私は死にたくて
死のうとしてたん
ですよ
助けてもらって
悪いんですけど
カンタンに
死ねる奴ほど
そう言うよな〜
アーー羨ましいこった!?
日々野くん
うるさー
君の
「道行き」が
気になって
しまってね
みち?
つい手を
差し伸べて
しまったのさ
世界くらいの
大きなものを
失くして
死に引き寄せ
られている
君は何か
とても大きな
そんな様子
だったから
あなた達...
なんなのー
?
僕は見ての通りの
神だけど
神
神
お笑いの人達かあ
おい
こいつはそうかも
しれんが
俺は違うぞ
おわらい?
怪我させて
ごめんなさい
それじゃ!
まだ車に
はねられに
行くのかい
ダメだろー
なんでよー!
二人には
関係ないじゃん!
関係ねえけど
人として止めんだよ
親友が死んじゃったから
あとを追うの
家の前でね
また明日ね!
って言って
別れて
明日が
来なかった
そしたらなんか
もうだめで
前も後ろも
意味とかも
全部
いらないなあって
だから今ね
死ぬ気満々
なの
わかんなくて
いいけどね!
ああ
わかんねえな
俺は
大概の人より
長く生きてるが...
そんな誰かに
出逢ったことが
ないからな
何もかもを
投げ出せるほどの
あんたにとって
大切すぎる人
だったんだな
!!
このやろー
!!
もー
時間ムダにした!
いいのかい?
死ぬのでは?
知らねー
あんたが手厚く
弔ってやるん
だろ!?
ああ
そうするよ
ずいぶんと
面白い子
だったねえ
...クソ
関わっちまった手前
居心地悪い
だろうが...
えーっ神さま?
居ないと
思うな〜
だって誰も
会ったこと
ないんだもん
神さまはね
居ると思ったら
そこに居るんだよ
だって
2年生も絶対
ラスに
ミカとおんなじ
ますよう
春にしたお願い
叶ったもん
なにそれ!
めちゃくちゃ
照れる
照れんな
照れるじゃ
神話の本
貸したでしょ?
古事記とか
出雲国風土記とか
ごめん
もったいなくて
読んでない
だよね~
私今が楽しいから
時々この先が
不安ですごく
怖くなるんだけど
そんな気持ちを
いつも神様に...
聞いてもらうの
落ちつくから
神さま
ミカと来年も
その先も
どうかずっと一緒に
いられますように
死ぬ時まで
ずっと!って
誰にも
迷惑かけない
死に方って...
ないのかなあ
さっきの
あの人
あとこれ
東京ばなな
うん
おや
ふふふ
どうだろう
ねえ
餞別を
どうもありがとう
宇迦之御魂神
さようなら
か
神さま
なの?
ほんとに
人が居ると
思えば居るよ
それが
神というもの
すごー
!!
神さま!?
神さまって
神社の神さま!?
君名前は?
ほんとに?
夢じゃ
なくて!?
みミカ
ミカ
生憎僕には
名乗れる名が無くて
すまないの
だけれど...
代わりに僕が
「見えるもの」を
見せよう
「死出の道行き」とは
生者の記憶が
繋ぐ道筋
!
待ってミツハ
ミツハ
生まれた場所から
黄泉までの
魂の道標さ
ああ...
なるほど
君の「生」には
いつも
おやおや
てか黄泉って
言った?
人の魂が
亡くなったら
行く所?
まあ
そうだね
あるんだ!?
あるよ〜
ほんとに
あるんだ!
天国って!
天というか
地というか
で
僕は北の地の
土地神だった
わけだけれど
えっはい
もうじき
死ぬと悟って
旅に出たんだ
神さまが...
死ぬの...?
うん
神でも
死ぬんだよ
人々から
信仰されなくなって
その名を
忘れ去られた時
それが
「神の寿命」だ
神として正しく
清らかなまま
死ぬため
各地の神々に
別れの挨拶に回って
神気を少しずつ
手放してゆく
そうして最期は
黄泉比良坂から
黄泉に下るという
わけさ
よもつひらさか!
本で読んだよ
今の島根県に
あるって
そうだね
その坂の
先にあるのが
神も人の魂も
等しく在れる
死の国
根の黄泉の国
僕はそこで
死ぬんだ
死の
国...!
そんな場所
本当に
あんのかねえ
日々野くん
なんだよ
通りすがりだよ
ま
今日のところは
家帰って
うまい肉でも食って
ぐっすり眠んな
いつでも
死ねるんだ
何も今すぐ
死ぬこたあ
ないってことよ
お嬢さん
うん
死なない
私も一緒に
黄泉に
行くから!
だって神さまが
居るんだよ!?
死んだ人が
行く国が
あるんだよ!
だったら
あの子に
会えるなら
私
行って私も
そこで死ぬ!
いいよ
おいあんたな...
ミカ
ミカくんだよ
あんた
ショックなことがあって
ちょっとおかしく
なっちまってんだよ
おかしいからって
なに?
そんなの
おじさんだって
死んだこと
ないんでしょ?
お互い様じゃん
死ぬってことが
どういうことか
本当に
わかってんのか?
黄泉で
君の友人の魂も
君を待ってる
がもしれないねえ
そうだよね!?
ぜったいそう!
うんうん
後ろ向きに
ポジティブ
すぎんだろ...
死出の旅路は
賑やかなほうが
いい
一緒に
死にに行こう
じゃないか
これは、希望の旅の始まりだよ。
神ってのは本当
無責任だよな...
ぴーっ...!
ほら
日々野くんも
ピュチィ
今から私
死にに行く!
第1話/おわり
ミカ知ってる?
神話だと
生きてる人の世界と
死んだ人の世界は
地続きなんだって
第2話
そう思うとさあ
ちょっと嬉しいよね
なーんて
ねえ
神さま居たよ
あなたに会いに
死にに行くから
だから
だから
待ってて!
8月25日金
第2話
...陸上部?
うん
!!
あーわかったわか。たわがった。
止まれ止まるから
マジで走って
ついてくるとは...
10代の
化け物体力
ナメてた
ともあれ縁あって
共に旅することに
なったんだ
章駄天のような
美しい走り
だったねえ
その車の空いた所に
ミカくんを乗せて
あげたらどうだい
日々野くん
はァ?
このサイドカーは
俺の「運命の人」が
乗るためにつけてんの
それ以外の奴は
一切お断りです
神や仏でも
乗せませ〰〰〰ん
日々野くん...
そもそも俺は
ひとっことも
OKなんて
言ってねーから!
そんなに
そいつを連れて行きたきゃ
あんたの腹なり
背中なりにでも
乗せて飛べばいいだろ
俺は関係ねえ!
背に乗せた姿を
見たら周りの者は
驚くんじゃないか
なあ
僕は君達以外に
悟られぬよう
姿を霞ませて
いるけれど
そもそも
人の子を?
えっ?神が
背負うのかい??
えっ?
ミカくんの姿は
丸見えなわけで
大騒ぎになるのでは?
ほーらな
日も暮れるし
もう家帰れよ
別に
乗せてもらわ
なくていいもん
帰りません
今なら間に合う
親御さんに連絡して
迎えに来て
もらいなさい
なら
番号教えて
覚えてない
スマホ
家のゴミ箱に
捨ててきた!
じゃ警察に保護
事故現場から
逃げて来たんだし
警察のお世話に
ならないほうが
いいんじゃないの?
いやー
バイクの旅は
風を感じて
サイコーだな!
思いきって
仕事辞めて
出てきてよかった〜
チェックイン
お願いします
僕知ってるよ
彼のようなのを
ひとでなしと
言うんだ
別部屋で
ええ二人
タオルと
パジャマは
レンタルに
なります
ご兄妹で?
はいまあ
何かあれば
お気軽に
フロントまで
お知らせください
ゆっくり
なさって
くださいね
おや?
神さまはその辺の
木の上で寝るだろ?
神さまだもんなァ
それが嫌なら
自分でかせぎな
人間界のルール
だぜ
それで
服やら何やら
買いな
えっ
ありがとう
:ございます
...どこ行くの?
やさし〜
あーはいはい
そんじゃな
大人の時間だよ
なんなのあいつ
なんだろうねぇ〜
僕も彼とは
先日出会った
ばかりだから
日本橋で
ああー
「っ
日本橋...?
素饌『おそなえもの
こんびにはやはり
すごい小屋だねえ
饌から禊の道具まで
昼夜構わず
手に入れられる
なんて!
あっミカくん
このムギチョコとやら
買ってもいいかな
いいよね
あとね
これもおすすめ
そうなのかい?
じゃあ買おう!
これなんて
桃色でかわいらしい
ちょこれいとだねえ
!
これは
これは?
それは猫向け
それ!
いちご味で
おいしいよ
いちご!
部活の帰りに
いっつも
食べてたなあ
私は
あんまりチョコ
食べないんだけど
一緒に...
君が会いたい人の
好物だったのがい
うん
それなら
黄泉の国に
持って行くといいさ
お土産になる
お土産...
会えるん
だもんね!
そっか
持ってったら
びっくりするかな?
喜んでくれるかなあ
きっと喜ぶよ
ちょっと!
さすがに食べきれない
でしょそれ!
そうだよね
おみやげ!
そうかい?
百や二百
みつくろって
納めるといい
そうだよ!
神さま
UNOやろ
母さん...
今頃捜してる
かなあ...
日々ー
日々野さん!
あんたが
いなくなっても
オレはこの先頑張れる
オレ
本当に幸せだった
そう思えるように
なったのは
あんたのおかげだよ
俺も同じさ
お前と
かけがえのない
時間を過ごせて
楽しかった
これからは別々に
互いに良い人生を
生きよう
さっきのが
「運命の人」?
子どもは
寝る時間だぞ
ちがうよ
へーっ
へえ~~?
付き合ってたが
今別れた
ああ?
でもさ
付き合ってるん
でしょ
円満にな
おいその目
同情向けんな
おいおい
はは
「数ヵ月」
「数年」って
期間決めてな
恋愛アソビを
してんだよ
別に金で
買ったり売ったリ
してるわけじゃなく
双方合意の上でな
そうやって
今まで何百人...
いやもっとか
なんで期間を
決めるの?
面倒だからだよ
付き合って
きたのさ
は
長く付き合った
として
相手は老いてく
だが俺は
いつまで経っても
この姿なんて
面倒しか
生まれないだろ
面倒なのに
人と付き合うの?
変なの
そりゃあんた...
セックスする
ために決まってん
だろ!!?
さっきも
してきたぜ!!!
ミカくんを
怯えさせるのは
感心しないなあ
これが
神出鬼没って
やつかよ!
神は
見ているよっ
付き合った相手には
全員ポジティブで
バッピーな気持ちに
なってもらってから
別れるのが
俺の主義だし
...いや
冗談じゃなくな
一時の幸福を
提供する代わりに
俺は気持ちよくさせて
もらうんだから
Win.winだろ?
命とヒマを
持て余した俺の
清らかな嗜みって
わけよ
......
付き合った人を
すごく好きに
なっちゃっても別れて
次の人とも同じように
付き合えるってこと?
まそうだな
ちょっと
わかんないです
そーかよ
日々野くんは
人と付き合うのが
好きなんだねぇ
そりゃあ好きさ
俺ヒト
だ〜い好き
好きじゃないと
やってけねえよ
...それこそ
何千年も
究極のところ
人目を避けて
誰とも関わらず
生きてくことは
できるさ
俺は
でも
世界で一人は
結構キツイぜ
あんたらが
想像するより
...ずっとな
さみしい
ってこと?
それならわかる
......
気がする
「わかる」か
ふわわっ!!
うわ...ちょっと!
言うねえ
明るいお嬢さん!
1秒後にだって
死ねる奴に
わかって
たまるかよ
だけどま
そういう生活も
疲れたしだいぶ飽きた
死ねないなら
死ねる方法を
探しに行く
死にに行く神さまに
付いてけば
手がかりが何かしら
得られるかもしれねえ
だから俺は
あいつの旅に
付き合ってやってる
ってわけよ
そんで道中
あわよくは
「運命の人」に
出逢って
なあミカ
「死んでもいい」って
思えるくらい
大切な人ってのは
どんな人なんだ?
どんな人
だったんだ
どんな人って
すごい大好きな人
浅っさっ
浅くないもん
君みたいな子を
大人気ないと
言うのかな
...
あんたに
言われたか〜
ないね
お連れ様は
先に
チェックアウト
されましたよ
今でもWSTJAN
...バカ
おはようミカくん
今日は
いい天気だねえ
さっさと乗れよ
ただし
運命の人が現れたら
即!道端にだって
降ろすからな
日々野
遠慮が
ねェー!!
この荷物
邪魔だから
下置いていい?
邪っ...
いいけど
踏むんじゃ
ねーぞ
わ
へへ
ハハハ
日々野くん
音楽音楽
ハイハイ
では
二人と一柱
島根へ向け
あらためて
行くとしようか
死出の旅へ!
第2話/おわ
なーミカよ
神も
乗るんだなあ
まあ
湘南の海
だからねえ...
第3話
神さま〜
ごっちこっち!
おい
箱根神社以外に
どっか行きたい所
あんのか?
九頭龍神社にも
挨拶したいねえ
芦ノ湖大回りルート
だなこりゃ
つーか具体的に
なんの世話に
なったんだよ?
神が神に
龍神には
ずいぶん世話に
なったから
んふっふ
色々さ
色々って
なんだよ
龍神って
やっぱり龍
なのかな...
ミカくん
ミカくん
あれは
なんという
鳥だい?
え?
...鳥?
白鳥だ!
はくちょうと
いうのかあ
あれ?
なんだったん
だろ...
おーい
宿着いたぞ
今日は湯本で
温泉三昧だ!
えっ
めっちゃ
いい旅館...
露天風呂つきの
いい部屋を
予約したんだ
感謝しろよ?
せっかくの
温泉街
豪勢に
いがねえとな!
お世話に
なります
ちょっとは
遠慮するなり
しろよな〜
そして俺の
謎の羽振りの
良さに疑問を
持つなり
しろよな〜
長生きして
貯金がすごく
あるからとか
そんなかんじかな
って
その上
大して使うあてが
なかった!
そうだけどォ
箱根
小学生の
遠足の時以来
かも
.....
こんなゆっくり
湯船に
つかったの...
久しぶりだなあ
「外」だ
親からも
学校からも
ずっと遠くの
外に
会ってすぐの
神さまとか
こんな遠くまで
あやしい
死ねない
おじさんと
私
米
それ
何?それ
そんなの
ミツハじゃないよ
ミカ!
前向いて
進もうよ
ミカ
あなたの
せいじゃない
ミカ
現実をちゃん
見なさい
ミカ
あなたが
死んでどうなる
っていうの
残された人は
色々辛いこと
あったとしても
それでも
生きていかなきゃ
いけないの!
だめだ
神さま
ねえ
神さま
へえ
じゃあ君は
あの小さな神に
毎日欠かさず
会いに行って
いるんだねえ
ええ
もう何十年もね
それから
お庭の畑を
世話して
ここに寄っては
お客さんから
旅のお話を
聞かせていただく
のよ
それは
良い日課だね
ビーズ細工を
作って
ええ
とっても
楽しいわ
私は
海外どころか
神奈川から
出たことも
ないのだけどね
遠い国の
どこかの誰かに
想いを巡らせる
ことができるん
ですもの
お陰様で
海の広さや
古代の遺跡の匂いや
その土地の鳥や...
君は旅には
出ないのかい?
私?
あはっ
足腰がもうねえ
海のお話
してくださって
どうもありがとう
この町から出る
体力だってもう
無いのよ
ええと...
お名前は
僕の名かい?
無いよ
あらっ
僕は間もなく
埴土くれに
還る者
名前はもう
必要ないのさ
はにつちさん
よかったらこれ
お受け取りになって
ビーズ細工
これはこれほ
綺麗なものを
ありがとう
はにつち...
ですか
面白いことを
仰るのねえ
ほら
あなたも
えっ
あ
どうか
旅をたくさん
楽しんでね
こんなこと言うと、
年寄りの小言
みたいだけれど::
会える人に
会って
できる時に旅して
知れない人生を
たくさん
知ってね
夢は大概の人が
持てるけれど
一歩を
踏み出せなきゃ
始まらないもの
だから
いえ
いえ
私も来世に
叶うなら
道乃さー
ーん
お久しぶり
です〜
おばあちゃん
2年ぶりに
来たよ〜!
元気だった?
あらあら
ふふ
50年近く
独りで暮らして
いますけど
こうして周りの人に
よくしてもらってねえ
もらった
ブローチ
着けてきたよ!
とびきり楽しい
人生を送らせて
もらっているのよ
それが
ここに留まり
生きる意味という
わけかい
そうねえ...
だからここから
離れなかったのかも
しれないわ
夫も娘も
早くに亡くして
辛いこともまあ
色々ありました
けれどねふふ
そう...
色々あった
けれど
私は悔いは
色々?
色々って
なんですか?
ミカくん?
カンタンすぎる
そんなの
おかしいよ
悲しかったことを
「色々」で
片付けないで!
急に
どうしたん
だい?
ごめんね
ごめんなさいね
ああ
私
言っちゃった..
ミカくん
ご覧よ
白鳥が織りなす
道行き
綺麗だねえ
白鳥...
覚えたよ
うん
これからも
鳥の名は
ミカくんに
聞くとしよう
えっ
...あ
もしかして
神さま
なぐさめて
くれたのかな
優しい..
おー
ニヤついちゃって
なんか
イイもんでも
見せてもらった
のか?
......別に
まーでもな
あいつには
期待すんなよ
ミカ
?
あいつは
「神」なんだ
神ってのは
人間に共感
したりしないー
あんたを
救ったりもしない
何それ
湯冷め
すんなよ!
なんなのさ...
さようなら
さようなら
お別れだよ
第4話
我が友
火遠理命
箱根の社はずいぶん
人に愛されて
いるんだねえ
神様が人気
というか...
観光地として
お詣りしやすいって
がんじかなあ
ペットボトル
買って
水入れるん
だって〜
あくせすは大事だよ
すまほの電波が
入るかどうかもねっ
こういう場に
祀られた神は
永く生き続ける
だろう
まあ
人の魂や
僕のような薬神だって
黄泉の国に下り永く
生きるわけだけれど
......
黄泉の国...
本当にそこに行けば
会えるんだよね
死の国は確かに
在るよ
:死んだ人に
天も地も知る
僕が言うのだから
大丈夫さ
ところで君
黄泉に行って
死にたいんだよね?
今も
えっ?
とても楽しそうな
様子だから
忘れているのかと
忘れてないよ
忘れるわけ...
ないよ
そうかい
神さま
忘れていないなら
いいんだ
君の笑顔を
たくさん見られて
嬉しいよ
旅の
果てに至る
まで
悲喜交交
色々ある
ものだしね
色々
悲しかったことを
一色々」で片付け
ないで!
また色々
かあ
おや君は
色々が引っかかる
ようだ
そういう
わけじゃ...
道行きの白鳥は
今にも飛び発とうと
しているんだから
あのご婦人も
色々と言わず
今からでも旅に
出てみたって
悪くないだろうにねえ
あら
ハニさんと
ミカさん!
なんと
日々野くんの
運命の人とは
君だったのかい
ちがいます
峠を越えたのなんて
何年ぶりかしら...
最近はバスに
乗るのさえ
ひと仕事だったから
日々野さんに
芦ノ湖まで乗せて
いただいたの
それはもう
風が気持ち
よくってねえ!
これ
お礼にも
ならないけれど..
受け取ってくださる
かしら
こりゃかわいい
カモですね〜
白鳥では
ところで
...ハニ?
ああ!
ありがとう
ございます
ハニとは
僕のこと
かい?
うふふ
そうよ
埴土のハニさん
昨日仰っていた
言葉が耳の奥に
残ってね
それにやっぱり
呼び名がないと
よそよそしいかと
思って
だめかしら
ニックネーム
ああ
だめだね
そう...
あらっ?
ごめんなさいね
私また...
ミカさんも昨日は...
ミカさん...
君に色々
あったように
ミカくんにも
色々あるのさ
あぁ~
大根がしみてる
このおでんという
饌は温かくて
美味しいねえ
セン?
これが
お酒にも
合うのよー
のんで
のんで♡
ご婦人方との
直会も楽しい
ものだ
私らも
イケメンと話せて
寿命が延びるわ!
ちょっと
ゲヒンよ
28
ご婦人方って!
......
で
道乃さんに
寄木細工工房を
案内してもらった
ってわけです
道乃さん
物知りだからな〜
誘ってくださって
ありがとう
ございます
あのひと
自分からは絶対
行きたいって
言わないですから
そりゃあ
よかった
日々野さん
箱根にはよく
来られてるん
ですか?
ええまあ
その手帳の
表紙の寄木
使い込まれて
ますねえ
昔の話ですけど
...あー
いや
ええと...
関所で番士を
やってたことが
あって
箱根とは多少
縁があるん
ですよね
道乃さん
あの旅館の
仲居さんだったん
ですってねえ!
あっ
そうなんですよ
大大先輩で!
道乃さん
素敵な方
でしょう
ですねえ
意外にも
昔はもっと
厳しい方だったん
ですよ
......
仕事一筋!
って感じでね
ああ
厳しいと言っても
人を否定するとかは
絶対しない人なんです
我々従業員も
接客の心得を
一から教わった
ものですよ
旦那さんも娘さんを
早世されて
ご苦労も多かった
でしょうに
そんなそぶり全然見せず
いつも笑顔でね
...強い方ですよ
でも...
旅館で色んな人と
話してる姿
見てるとやっぱり
ずっと我慢されて
きたんだなとも
思えてねえ
道乃さんたぶん
旅したかったんじゃ
ないかなあ...って
お世話になって
きましたし
何かできたら
って
思ってるん
ですけど...
何を?
えっ?
旅行を
プレゼント
するとか?
まあ...
そうですね!
海外は難しい
ですけど
いつかはそうしたいね
って皆で時々
話するんですよ
なあ!
私は沖縄が
いいでーす!
いつか...ね
いいですねえ
喜ばれますよ
ところで
どうです?
明日は僕と
新道を
ツーリングでも
おお!
バイク乗り
っすか!
そりゃぜひ
やった
嬉しー
なあ
...ねぇ
ねぇ!
明日もまだ
ここにいるの?
あん?
もういいじゃん
楽しくないのか?
早く行こうよ
楽しいとか
そういうことじゃ
なくてさー
フーン?
楽しむ気に
なれないってか
どうしても
急ぎたきゃ
一人で行きな
止めねーよ?
だが俺は最初に
「旅に出逢いを求めてる」
って言ったろ?
!
でも
早く...行かなきゃ
だめなんだ
だめって何が
早く...わたし
「色々」に
なっちゃう前に
行かないと
だめなのー
揺らいでんなあ
えっ
じゃ
いい子は帰って
さっさと寝ろよ
えっ
どこ行くの?
どこって
確かめに
行くのよ...
愛をな
運命の人だと
いいねえ
......
神さま
2軒目
行きま
しょー!
「辛いこともまあ
色々ありました
けれどね」
.......
どびきり楽しい
人生を送らせて
もらっているのよ」
でも
あんなこと
言われたく
なかったんだもん
なんて言えば
いいんだろう
亡くなった..?
ちょっとしたこいかわから
いやかそんな
まさかこんな
突然...ねえ
...
朝ご挨拶した時
お元気そう
だったのに...
どうして
身元
引き受け
どうしますか
支配人
ひとまず
病院へ
なんでまた
湯本駅のほうに?
あ...
ああうん
道乃さん
何か予感が
あったのかな..
いつか皆でって
話してたのに..
叶えてあげられ
なかった!
道乃さん
やっぱり旅に
出たかったんですよ
あなたの
せいじゃ
ないわよ
私も忙しいからと
後回しに
しちゃってたな...
とはいえ
血縁者でもなし
どこまで踏み込んで
よかったのか..
...と
考えると
...ねえ
いつかと言わず
話せば
よかったんです
今更ですよ
車
出せますよ
道乃さんの
謙虚さに
甘えてたのかも
しれないね
だから
今さら言ったって
仕方ないこと
でしょう...!
ですけど...
ミカさんも
病院に
行きますが?
え
ご愁傷
さまです
あ...
じゃ俺ちょっと
朝飯食って
くるんで
......
うっ?
......
悲しいのかい?
別に...
?
びっくりは
したけど
まあ
わかっていたこと
だものね
白鳥の?
君も
見ただろう?
そうそう
死出の道行き
を
あの白鳥が
何か..
あれは
近々死ぬ者に
現れる道
生の記憶と
死への道筋
なんだよ
それ...
おや
聞いて
ないんだけど
確かに
言ってなかった
力もねえ
なんで
教えてくれな
かったの!そんな
近々
死ぬとか
だめだよ
私
そうだって
わかってたら私
謝れたかも
しれないのに
「ごめんなさいね」
こんな思い
2回も:::"!!
ああ
君が死に
立ち会いたく
なかったのかい?
彼女はたまたま
今日だったと
いうだけの話さ
...う
予兆と言っても
死が明日なのか
1週間後か
1分後か僕にも
わからなくてね
ミカくんみたいに
誰かに助けられて
死期が延びる
こともあるし
違う...私
ざゎざゅ
「あいつには期待すん
「あいつは『神』なんだ』
じゃあ
どうしたいんだい?
違う?
第4話/おわり
さまも
目々野も
おかしー」
第5話
どうしたいんだい?」
日々野...
早くてこから
出てかない
日々野ー
第5話
近くに
いるんだったら
言ってよ...もう
ハハ!
なんだ
今にも
死にそうな
顔してらぁ
知らなかった
神さまが
人間の死を
操ってるなんて
知らなかったんだよ
私...
それは誤解だな
あいつに人間の
死をコントロール
するような能力は
ねえよ
だが
あいつといれば
これからも
「死」と巡り合い
続けることには
なるだろうなあ
死が
「見える」から
興味深いのさ
ぶーぶっ
人間を超えた
高〜いところから
あいつは人間の死を
見届けようと
してる
なんで
そんなこと
人が死ぬのを
見届けるのは
イヤか?
イヤに
決まってる
じゃん!!
そんなの
意味わかんない
日々野もあいつも...
人が死ぬのが平気だって
言うの!?
なんでそんな
にこにこ
笑って
られるの
まそうか
でもま
どんなに
あんたが嫌がろうが
あいつは見届け
たいんだろう
なんでって
そういう
「神」だからだ
善意はないが
悪意もない
ふあぁ
人に拝まれ
縋られしてきた神が
いざ自分が死ぬって時に
人間の命に興味が
湧いたってだけだ
それでもあんたは
俺達について
くるのか
...それで?
......
それ何
手帳さ
記録用のな
10月15日、
名前ー
俺が今まで
出逢って
死に別れた人の
名前だよ
忘れ
え...
ふっ
長く生きてりゃ
親しくしていた人も
どんどん死んでく
老衰病気
そんなことなんですか
事故自死殺人
戦死
正直慣れる
いろんな
理由でね
でも俺だって
何も感じない
なんてことはねえよ
毎回
俺のこと
神さまと同じ
だとでも思って
たのか?
まあ
うん
日々野も
泣いたりとか
後悔とか
...するってこと?
おいおい
俺は
「人間は死んだら
終わり」派
だけどまあ
ただ
やっぱり
後悔もするし
時には泣くさ
そりゃあな
当たり前になる
俺の前から
いなくなっていった
人達の
その名前ぐらいは
せめて色あせない
ように
書く
だから
これはそう
単なる俺の
自己満足だよ
ミカ
死ねない俺の
死との向き合い方
ってやつだ
死と
向き合う...
いなくなっていった
人達がせめて
色あせないように
それが日々野の
長生きとか本当は
嘘だろって
思ってる?
日々野は
おかしくない
思ってない
私が..
おかしい
おかしかねえよ
おかしいのは
私かも
「死んでも
会いたい」って
あんたの気持ちは
何も
おかしくない
ミツハ
ミツハって
いうんだ
あの子
ウン
ミーカ!
呼んでみただけ〜
も〜
頭痛いんでしょ?
先帰っていいのに
大丈夫だって!
ミカの練習終わるの
待ってる
ミカ走ってるとこ
見てるとねえ
元気になるん
だよね
何それフォームが
面白いってこと?
そうじゃ
なくて
私
走ってるミカが
好きよ
あの時もっと
強引に
病院に連れて
行ってたらなあ
あの時せめて
そばに
いられたら
あのさよならは
今日だけの挨拶だったのに
「ミカ
現実をちゃんと見なさい」
そんなの
ミツがじゃない
「色々あるけど
それでも生きて
いかなきゃ
いけないの!」
ミツハは
思い出じゃ
ない
私は
私のこの気持ちを
色々で片付け
ない
帰って来ないなら行くよ
...
私があなたに会いに行く!
名前を呼び合うだけで
楽しくて
くすぐったくて
幸せ
たぶんそれが私の
「死んでもいいと
思えるくらい
大切な人」
今日とか明日とが
皆言うけどさあ
私は
昨日が欲しいん
だよね
あの子の
名前を呼んだら
昨日がもう
空気にとけて
消えてしまい
そうでだから
えへ
ずっと..
こわかったの
ずっと
けど
ミツハ
ミツハ
ミツハ
ミツハ
会いたいよぉ...
おっと
やっぱ
いたのかよ
あんた
ミカくん
死
言わせねーよ
ほら
旅館のロビーまで
運んでくれ
やっぱロクに
寝てなかったの
かねえ
「昨日」から...
ずっと
大丈夫
寝て起きたって
なんにも
失くならねぇよ
やれやれ
おやすみ
箱根湯あ
「人は死んだら
それで終わりだ」
お母さん!
「死の先は
あるよ」
「死んでも
会いたい
人がいる」
納得できない。
答えが見えない
そういう
「わからない」は
どうにかあがいて!!
87自分の力で
わかるようになる
おしかないんだと思う
よし
だから
手紙、書きます
今夜
通夜だそうだ
行かない
今はまだ
私には向き合え
ないから
そうかい
うん
それじゃ
いよいよ出発
だね!
一せめて道乃さんの
ビーズ細工を
あちこち連れて
行ってあげて
くださいね」
...と彼らは
言っていたけれど
それで
満たされるのは
生者の心だけでは?
天の神さまの
仰るとおり
ごもっとも
ぐうの音も
出ませんよ
それは賛同って
ことで
いいのかな?
賛同であり
抗いであり...
日々野くんの
言葉は
うぃっとに富んで
いるねえ
ハニも
つけたら?
これ
ハニ
私これから
神さまのこと
ハニって呼ぶから
なぜだい?
よろしくね
ハニ!
うーん
ま
いいか
いいのかよ
僕は
ミカくんと
仲良くなりたい
からね
すっごい
水鳥の声!
あっそ...
ああ
今日の
芦ノ湖は
快晴だ
わ
龍だ
龍神くん
挨拶に来て
くれたのかい
嬉しいねえ
さあ
君も
お行き
遠くまで
......
死との
向き合い方
かあ
はい
ワフ!
もうしばらく
フィールドワークに
勤しもうかと
えっ
テーマですか?
ええ
「不老不死伝説は
本当か」:ですね
おわり
ラエスは旅路の果て」
ライフは
夜路の果て第2巻へつづく...!!
品川区出身
もうすぐ15歳
(67cm
KASHIMA
陸上部(短距離)
野鳥を眺めるのが好き
好物は
粒マスタドたっぷりの
「ツナサンド
ホットサンドに
したやつが
ヒくにすま
コトバがみんな
映像に友探
されるんだよね
本を読む速度が
とっても違い
記憶ヵ抜群
キャケット
背面のワッド
見る目
あんじゃん
ガラシャツ
イケてるよね
作画スタッフ
神代きいま
3Dバイモデル制作
北野弘務は
「RayYard」
わけわざわざ!//rudder.sakura.
いや
上下総柄は
ちょっと..
じゃあ
僕も
というわけで
私もガラ
着たかった
担当編集
取材協力
お墓田夢太郎は
あんたは一編集室!
水星美由紀は
(ミサー編集室)
関わるすべてのみなみなさま、
読んでくださったみなさま
ありがとうございます
また自巻で一人
鎌谷悠木
アガんなくて
よし
よーし2巻もこれで
これで
行くよ!
なんで〜
ヤガるじゃん
おそろ
まさませ
ヤバめの御】行様に
なるから
タメ
!
一切関係ありません。
☆この物語はフィクションです。実在の人物・団体・出来事などとは、
コミックス発売当時のまま掲載しています。
淡収録されている内容は、作品の執筆年代・執筆された状況を考慮し、
ヒラエスは旅路の果て(1)
キャ
発行者残して
発行所
2021年4月1日発行(0)
鎌谷悠希
©鎌谷悠希2021
森田浩章
株式会社-講談社
〒112-8001
東京都文京区音羽2:22: